17,
2011

ぼくの本造りは、まずは、その企画に合わせた版型を探すところから始まりますが、今回の浜田省吾さんのツアーパンフレットの場合は、ロケーションをしたのが果てしない荒野が広がる最北の地で、そのワイドアングルを活かした写真を撮っていた時点で、このヨコ長の版型は決ったようなものでした。
100ページというボリュームを考えると、大き過ぎるサイズでは重くなってしまうので、ツアーパンフレットとしては手頃なサイズにしました。良い感じの重量感の本になったのではと思います。ツアーのテーマとなる曲の詩がゆったりと配置されていますから、ツアーパンフレットと言うよりは写真で構成された詩集です。
忘れてはいけない事は、定形外の版型にするときは、出来る限り、紙取りの無駄をしないということです。
こりゃ、なんか硬い文章だな。 Teruhisa Tajima