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Posted by 田島照久 thesedays
 
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猛猫ゴンベ その3


ゴジラ移動中。こわくてカメラを持つ手が震えます。T2
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Posted by 田島照久 thesedays
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[ねこの話
死ぬほど怖いアルバイト
「死ぬほど怖いアルバイト」  田島照久


何不自由なく育った能天気な女子大生の”J” が大学最後の夏休みに、のっぴきならない事件に巻き込まれ、瀕死の状態に追い込まれ、助けを求めていると、そこに”K”が現れた。

J「あなたは誰?」
K「私か、私は神だ」
J「かみさま?」
K「そうだ、神だ、
 もっとも、私が苦労してつくりあげた
 君たち人間、という生命体が勝手に、
 私を、そう定義づけたに過ぎないのだがね」
J「あなたが、私たちをつくったって?」
K「そうだ、気が遠くなるほど昔のことだ」
J「どうやって?」
K「説明してもいいが、わかってはもらえないよ」
J「ずいぶん威張ってんのね、いいから言ってみてよ、
 どんな方法で私たちをつくったというの、
 あなたがいうところの、
 その神様とやらに訊いているんだけど」
K「つくり方は遺伝子そのものをつくりだすことなのだよ、
 遺伝子の本来の目的は永遠に進化し続けることだが、
 その進化のプログラムの始まりの部分、
 そのきっかけとなる部分は、君に一年かけて説明しても、
 分かってはもらえないだろう」
J「なによ、つまり私たち人間は下等と言いたいわけ」
K「そうは言ってはいない、すでに、素晴らしく進化しているよ、
 しかし、人間はまだ、生命そのものの在り方については、
 知っているとは言えないだろう」
J「どういうこと?」
K「生と死は同じことだよ、どちらも進化のためにある」
J「すぐそうやって、観念論にもっていくのが、
 まさに神様ってわけね、もっとわかりやすく言ってみてよ」
K「人は死んでは生まれ変わり、
 また死んでは、別の人間に生まれ変わり、
 進化を繰り返し、無限に続いていくものなのだよ」
J「まだ分からないわ、何を言ってるのか」
K「君たちは死を迎えて生命の在り方のすべてを知るが、
 生を受けると、今度はすぐにそのことは忘れるように、
 遺伝子そのものをプログラムされているのだよ」
J「どうして、忘れるようにしてあるの」
K「そうしないと、進化しなくなるからだ」
J「もっと、説明して」
K「では、君の命が仮に2千歳くらいあるとしたらどうだね」
J「すごい長寿の人生ってこと?」
K「そうだ、よく考えてごらん」
J「実は今も、夏休みの提出レポートなんかで、
 やらなくてはいけない事が、山ほどあるけど、
 そんなに、急がなくてもいいような気がするわ、
 だいたいそうだとしたら、夏休みなんて
 20年くらいありそうだし」
K「そうだ、なんでも後回しにしてしまうんだ。
 明日やればいいやってね。人生は短いからこそ、
 追われて頑張るんだよ、それが進化なんだ」
J「神様って、やっぱりそんな言い方ね、説教じみてて。
 だいたい、偉そうに話してるけど、
 どこがそんなに偉いのよ」
K「では、ひとつ訊くが、君がいちばん怖いことってなんだ」
J「それはやっぱり、死ぬことが
 いちばん怖いでしょ、人間だもん」
K「じゃあ、きみに不老不死の命をあげるとしらどうかね」
J「永遠に死なないということ」
K「そうだ、何万年も、何百万年も、何億年もだ」
J「それは、怖いわ、考えただけでもぞっとする」
K「そのぞっとすることをやってるのが私だ」
J「そうか、そりゃ偉いわ、
 やっぱり神様だけあって、あんたは偉い!」
K「やっと、わかってくれたかね」
J「ええ、永遠の命なんて、私には死ぬほど怖いことだわ」
K「死ぬほど怖いか、表現としてはそれがぴったりだな」
J「ところで神様、あなたは、
 いったい何歳なの、どんな姿をしてるの」
K「私が、君たち人間が言うところの、その神様に
 なったのは、もう考えられないくらい昔のことで、
 いまが何歳かなんて分らないね
 宇宙の年齢140億歳よりは若いことだけは確かだけど。
 自分が何だったかもわからない、
 神様になる前にどんな姿をしていたかも忘れてしまったよ。
 今は意識だけが存在しているだけなんだ。
 そもそも神様とは公共のものなんだよ、
 この地球圏を担当してる神様の場合は、
 人間1万人に対してひとりくらいだから、大変なんだよ、
 のっぴきならない要望に限って訊いてあげてるけど、
 間に合わないことの方が遥かに多いんだ。
 だから、そろそろ行かなきゃ」
J「もういっちゃうの」
K「この地球上には、君みたいな娘がたくさん待ってるんだ。
 神様にでも頼まなきゃならんことが
 山ほどあるらしくてね、大忙しなんだよ。
 そうだ、君にいいものを上げるよ」
J「何?いいものって、いいものだったら、ちょうだい」
K「わたしのアシスタント職だ、
 神様のアルバイトをしてみないか、
 さっきも言った通り、最近は大忙しなんでね。
 特典だけは凄いぞ、それを全部上げるよ」
J「ひょっとして、死ねないの、その、神様のアルバイトって」
K「いや、アルバイトの場合は、ほんの5千年くらいだよ」
J「いやだ、いやだ、絶対いやだね」
K「いいじゃないか、少しやってみたらどうだ、
 もしやってみて、嫌だったら
 アルバイトを辞めれば人間に戻れるよ、
 本雇いになりたければ、その段階で
 〈永遠の命〉がもらえるんだよ」
J「だから、いやなの」
K「ちなみに、神様の時間で5千年なんてすぐだぞ、
 ほら、面白いことをしてると、
 時間って過ぎるのが早いじゃないか、
 神様になると毎日がスペクタクルの連続で、
 人間界なんて目じゃないほど面白いんだ、
 どうだ興味あるだろ、ほんとは」
J「そりゃ、やってみたく無いことはないけど…」
K「じゃあ、特別に2千年バージョンにしてあげるよ」
J「5百年くらいだったら、なんとか……」
K「……わかった、千年ちょうどでどうだ、
 これ以上は負けられん。神様の沽券に関わるからな」
J「じゃあ、やってみる!」
K「決まりだ、私も助かるよ」
J「いつから?」
K「今からだ」

J が静かに目を閉じると、少し時間が流れた。

J「神様、私もう、アルバイトに採用されたの」
K「すでにね」
J「感慨深いわ……何だか」
K「ああ、言い忘れた、
 因に、そのアルバイト職のことを
 人間界ではエンジェル、天使って呼んでるよ、
 それと、もうひとつ、その天使をやってて、
 辞めてったヤツはひとりもいないよ」
J「ん?……」


(c)2008 Teruhisa Tajima all rights reserved.

新作の「ホラーマーケット2」です。
Posted by 田島照久 thesedays
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[超短編小説
デザイン事務所の色


黄色い手摺と青いドア枠



揃っていない緑の椅子と水玉模様のベンチ



デザイン関係のオフィスというと、白い椅子や黒いテーブルといった無機質な姿ではとお思いでしょうが、ジーズデイズはどこもがカラフルです。それも年々派手になって来てるような…。T2

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[ひとり言
猛猫ゴンベ その2


猛猫ゴンベ(雄)はいつもその強面を活かし、窓越しに小鳥や道行く老犬を威嚇してますが…



きょうはリンゴ(アイドル系雌)に説教されてます。T2
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[ねこの話
エドワード・ホッパーと…


エドワード・ホッパーを嫌いな人は少ないのではと思います。この「night hawks」はホッパーの代表作ですが、南佳孝さんの「Seventh Avenue South」というアルバムジャケットに使わせてもらっています。これほど有名な絵の使用許可が降りるなんて思いもしませんでしたが、ダメもとで絵を所有しているシカゴ美術館に訊いてみたところ、あっさり許可が降りて、びっくりでした。25年も前のことです。
3年くらい前ですが、ニューヨークのホイットニー美術館でホッパー作品をまとめて観る機会がありました。その時まで、本の表紙や、アルバムジャケットに使われていたホッパー風の絵の多くは、タッチを似せて、誰かが描いたイラストレーションだと思ってましたが、全部がホッパー本人の絵だと知りました。後日、改めて画集を観直しましたが、ぼくにはホッパーの絵はイラストレーション的に観た方が楽しめました。つまり、自己完結しているファインアートとしてではなく、小説や音楽などの取り合せで、より一層、深みを増すように思えたからです。うまく言えませんが、全ての絵に何かが不足しているのです。それがホッパーの魅力なので、観る人は何かを足したくなるのではと思います。多くのアートディレクターもそう考えて起用しているような気がします。T2
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[デザインの話
短い話



「ホラーマーケット」の中で、いちばん短い話をひとつ。

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「寒村の信号機」   田島照久

住民が三十人足らずの寒村に住む、
若い陶芸家を取材しに車で出かけた。

取材は長引いてしまい、終わったのは午前一時を過ぎていた。
急いで陶芸家にお礼と別れを告げ、夜道を少し走らせていくと、
押しボタン式の信号機を誰かが押している。
先週この村で、珍しく交通事故があり、
誰かが亡くなったということを陶芸家から聞いていたので、
わたしは慎重に車を停めた。
暗がりを、女の人が軽くお辞儀をして通り過ぎていった。

それからしばらく車を走らせていてハッとした。
昼間走ったときには、あの村には
確か、信号機などひとつもなかったはずだ。

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今読むと、なにも、ここまで短くしなくても、と思いますね。当時は、これよりもっと短い話も書いたのですが、さすがに却下されました。こだわって短さに挑戦してました。究極は3行でも背景がしっかり描写されていて、怖い話なんですけど…。
少しは読んでいた頂いている方もいらっしゃるようなので、次回は新作を…。T2
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[超短編小説
コスプレ猫(迷惑)


テントウ虫の帽子に怒るリンゴ(雌)



うなだれるシノビー(雄)T2
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[ねこの話
尾崎豊 大阪球場と水


いつも、雨の日にクルマから降りると、ボンネットの上に出来た雨水の模様が美しいなと思ってました。尾崎さんのデザインには過去に、石や、葉っぱや、オイルやガラスなどをモチーフとして使ってましたが、水は難しいかなと諦めてました。この大阪球場のライブ盤のデザインを考えているときに、そうだ、あれだと思い立ったわけです。ライブ感は様々でしょうが、水から連想されるものも多いのではと思います。ライブの一曲目は確か「米軍キャンプ」で、彼はその曲が終わるまでに12弦ギターの弦を3本も切ってしまい、間近で写真を撮っていたぼくは、これはただならぬステージになりそうだ…と感じていました。1998年にデザインしたものです。T2
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[デザインの話
攻殻機動隊のパッケージ


毎回「攻殻機動隊」のパッケージは悩みます。
今回もあれやこれやと迷走中。T2
(これは前回の「Solid State Society」のパッケージ)
Posted by 田島照久 thesedays
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[デザインの話
A ROAD MOVIE


93年の夏、グランドキャニオンの北側に向かう道の途中で写真を撮っていると、古びたクルマが停まり、中から40代の小柄な女性が降りてきた。長いドライブの休憩らしく、サングラスを外し、身体を延ばしてタバコに火をつけると、ぼくが撮っている景色を眺めている。やがて目と目が合うと、笑って、どちらから?写真家なの?と話しかけて来た。ぼくは東京から来て、写真とデザインの仕事をしてますと答え、あなたは?バケーションですか?と訊き返してみた。すると彼女は、サンフランシスコに住んでいて、久しぶりに休みがとれたので、娘とふたりでニューメキシコの方まで遊びに行き、家に戻る途中だと言った。クルマを覗くと、中学生くらいの娘さんが助手席で眠っていた。ぼくがサンフランシスコは良い街ですよね?と言うと、そうでもないのよ、私は麻薬捜査の仕事をしてるから、と答え、驚くぼくを見て、大丈夫よ、もしあなたが何かを隠していても、今日は非番だから、と笑っていた。
都会に住む独身(たぶん)で子持ちの女性麻薬捜査官のつかの間の休暇。まるでロードムービーを観ているようだった。本当の話です。T2
Posted by 田島照久 thesedays
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[ひとり言
Gibson ES-335 (1968)


久々にギターの話を。ES-335は以前に持っていたものが70年代に盗まれてしまい、それっきりになってましたが、このギターとしての美しい姿には未練もあって、数年前にやっと68年のものを手に入れました。いや~、やはり良いですね。エレクトリック・セミアコの最高峰でしょうね…。335はラリー・カールトンが使っているのを見て好きになったギターです。デビュー作の「Singing Playing」からファンでしたが、縁有って「Mr.335 Live In Japan 」というアルバムをデザインすることになり、ハリウッドの山の上にあるお宅に、何度か打ち合わせに行ったことがあります。スタジオのドアには本当にRoom 335と書いてありました。懐かしいですね。ライブを観に来ないかと誘われて「ベイクドポテト」をはじめ、あちこちに行きましたが、どれも、もの凄いライブでした。「ベイクドポテト」は狭いライブハウスでほとんどが近所の人という感じ、ラリーさんは客が入ってから、ひょっこり自分でブギーのアンプを下げて現れ、MXRとボリュームペダルを繋いで、そんじゃ、やろっか、てな感じで、ドラムはスティックス・フーパーさんで、ラリーさんも若い時ですから、ロック色が濃い演奏で、数分間も途切れること無く溢れ出るアドリブには目眩がしそうでした。ほんとに凄かったです。



これは当時デザインしたジャケットです。彼の弾き方は独特で(分かる人は分かってもらえると思いますが…)その感じを上手く捉えた写真ではと思います。
話は変わりますが、ロサンゼルスに着いて、連絡を取ろうと電話をしたら、今、ロサンゼルスをツアーしてるから、しばらく帰れない、と言われて驚きました。取り敢えずハンティントンビーチにいるから、ということで会いに行きましたが、これが本当に遠かった!ロサンゼルスが想像以上に広いということを、そのとき改めて認識しました。T2
Posted by 田島照久 thesedays
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[ギターの話
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